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医療コラム

南和友クリニックの治療方針について

南和友クリニックでは全ての来院される方にかかりつけ医(ホームドクター)として丁寧な診察を行う事を努めています。

生活習慣病と言われるほとんどの病気は症状が出る前(未病の段階)に見つければ重症化を防ぐことが出来ます。一般の健康診断では見つけることの困難な病気を心臓・血管・肺ドック / 内臓疾患(癌を含む)ドック / 脳ドックで臓器別にそれぞれの専門分野医による精密検査を行うことで早期に検出します。必要に応じて連携する病院の専門医と治療戦略を立て、最善の治療方法を選択します。

運動は健康に良いということは万人に当てはまるといえます。運動することによって脳の血流量が改善し、脳の萎縮や痴呆症を予防する事が知られています。しかし過度な運動は心臓肥大を招き、不整脈心不全の原因となることがありますので気をつけなければいけません。炎天下でのスポーツはとりわけ心臓病で服薬をしている人は特に気をつけなければなりません。なぜならば大量の水分摂取で薬の体内含有量が低下し、その効果が薄れることで不整脈や狭心症等の急変が起こりうるからです。野球、サッカー、ラグビー、マラソンなどで過度な運動を続けている人が急に体調を崩し、時には心肺停止になる例が報道されますが、そのような過度なスポーツを行う選手には心電図のみではなく負荷心電図、心臓エコー・ドプラ、心臓CTといった精密検査を定期的に行う必要があります。心臓負荷で慢性心房細動を患い、心臓に出来た血栓が脳に飛んで脳梗塞となった症例が少なからずあります。

心肥大はスポーツによってのみ生じるものではなく、先天的な要素や原因不明の心筋細胞傷害で拡張型心筋症を患い、重度の心不全となる症例があり薬のみでは症状の改善が見られないことがあります。補助人工心臓心臓移植が必要となる患者さんが日本国内でも年間に400人以上はいます。日本では臓器提供者(ドナー)が海外に比べ圧倒的に少なく、50名ほどしか心臓移植が行われていないのが現状です。世界のどの国も「脳死が人の死」と定義・認識されているのに、日本では「心臓死」をもって人の死としています。ただ、改正臓器移植法(2010)でも、臓器提供の可能性がある場合に限り脳死をもって人の死とするといったきわめて曖昧な条文となっています。NPO法人ハートtoハート・ジャパンは臓器提供への正しい理解を広め、日本でも臓器移植によって「助かる命を助けられる国に!」という活動を行っています。

 

今後のメッセージテーマ:
I:自律神経の鍛え方
I I: 運動は脳を鍛える
III: 激しい運動や精神的ストレスは心機能を低下させる
IV: がんは治らない病気ではない
V: 脳梗塞の原因の多くは心臓病や動脈硬化にある

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