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医療コラム

整形外科疾患について

整形外科疾患の主な病気には

A骨折、けん断裂、肉離れ
B関節痛(肩・肘・手・膝・股など)、関節炎(慢性変形性、リウマチ性)
C脊椎(圧迫骨折、脊柱間狭窄症、椎間板ヘルニア)
D骨粗鬆症

A~Cは多くの場合過度の運動による衝撃や転倒、下落などの事故によって生じます。Dはカルシウム・ビタミンDや日光照射不足によって生じます。適度の運動は骨の成長にも必要不可欠です。

南和友クリニックでは膝、脊椎、肩といった運動器の病気の治療に卓越した整形外科専門医と連携して患者様にとって最善の治療を提供しています。日本人の生活習慣に起因するといわれている変形性膝関節症は多くの場合痛み止めや、関節液穿刺などの姑息的治療を数年にわたって受けられています。MRI検査の結果、膝関節の変形、半月板の損傷、骨頭の壊死などの所見が認められれば、人工関節置換術も視野に入れる必要があります。慢性膝関節症を長年放置していると脊椎や股関節にも痛が生じ、ますます歩行に支障をきたします。

通常は患者様に当クリニックに来院していただき、症状や主訴に応じて速やかにCTやMRIなどの画像診断を専門とする施設で検査を受けていただきます。その後、それぞれの専門分野のスペシャリストに電話やSNSで連絡をして可能な限り迅速に診察予約をとり、撮影した画像を持参して診察を受けていただきます。このようなホームドクターと専門医の連携をすることで大きな病院でありがちな長い待ち時間やCTなどの重複検査を防ぐことができます。歩行困難や遠方の方にはオンラインで診察を受けていただくことも可能です。

実例として、60歳代の男性が数か月前より腰や股関節の痛みとしびれで近くの治療院ではり治療やマッサージを受けていましたが、症状は悪化するばかりでした。そこでカイロプラクティック治療院を受診されたところ、その症状は内臓疾患に起因している可能性があるという事でホームドクターである南和友クリニックを紹介されて受診されました。

翌日に画像診断専門施設で腰・下腹部のMRI検査を行ったところ、10㎝もの前立腺腫瘍が見つかりすでに腰椎神経への浸潤、骨転移巣が確認されました。その日のうちに泌尿器科の前立腺治療専門医に電話連絡して受診していただきました。翌日には前立腺穿刺による細胞診で前立腺がんが診断されました。大腿骨骨董に転移と神経損傷があるためにステージ4の重篤な病状が確認されました。

その翌週には前立腺がん切除、骨転移には放射線によるトモテラピー、遺伝子解析に基づいた抗がん剤治療を開始、数週間後には徒歩にて退院と至りました。症状は消失し、1年後の検査でも再発は見られていません。

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